雑感

2022年12月29日 (木)

ぼくはラッセルで除雪し、小正月の縄を綯い、子どもの成長に感動した


タイトルを斎藤幸平さんの著書風にしてみました^^;


本格的な冬を迎え、ここ大江町でも雪と格闘する時期になりました。

先日、一晩で降った雪の様子(-_-;)
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最近アメリカでも死者を出すほどの大寒波が襲ったというニュースを視ましたが、日本も他人事ではなくなってきているように感じます。

積雪の高さだけみれば、この写真のような積もり方は昨年まで年に数回ありました。


しかし、これまでと明らかに違う感じ・・・それは雪質。

温暖化の影響で冬の気温が高いので、ズシリとした雪なんです。

今までは同じような積雪があっても、軽くてふわふわの雪で除雪も何とかこなせてました。でも今年は一度に降る量が多いうえに重い。


まだまだ冬に入って初期の段階でこれだと、3月までにはどんな事になるのか不安になります。


こちらはビニールハウス周りの除雪風景  トラクターのラッセルが今年も大活躍!
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機械が途中で故障しないように祈るばかりです(ーー;)


一方こちらは、町の小正月行事「雪中田植え」の準備
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年明け1月15日に、大江町の中央公民館で一年の無事と五穀豊穣を願って行われる行事が「雪中田植え」です。


長年の伝統行事を支えてこられた方々が段々とご高齢となり、行事の存続も難しくなりつつあります。

そこで、その方々が健在のうちに、伝統行事における様々な準備作業を継承しておこうと、毎年お手伝いに参加させて頂いています。

しかし、年に一度しかしない作業なので、縄綯いの技術もなかなか進歩しません(ーー;)


80歳くらいのお爺さんに比べて、1/3くらいのスピードでしか作れませんでした。
しかも出来上がりが雑・・・


もし、このお爺さんたちがいなくなった後、自分が同じように出来るのかとっても不安です。

昔の営みにたくさんの人が興味をもってもらえるように、もっと繋がりの輪を広めていく努力をしないといけませんね。


うちの娘とその友達が五月女(さおとめ)役で雪の中で田植えをします。

どなたでもご覧になれますので、興味がある方は是非お越し下さい(^^)


その娘が書いた書道の作品が、尾花沢市長賞をいただきました。
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親が知らないうちに、こどもはどんどん成長していくものですね。

こどもの長所の芽を潰してしまわないよう、これからも見守っていきたいと思います。


そして、最近また面白いネットラジオ番組を見つけたのでご紹介です。

社会問題をデータで楽しく深堀りチャンネル #ソーシャルレンズラジオ (google.com)


社会を良い方向に進めるために、こうやって情報発信して下さる方々には感謝しかありません。


兵庫県明石市の子育て環境づくりの説明や、明石市長さんの思いも勉強になりました。

スウェーデンの若者が、なぜ積極的に社会参画に関わるのかなど、社会的な土台から説明してくれててわかり易かったです。


政治というのは遠い存在ようで、実は私たちの生活に直結するメチャメチャ身近で重要なものですよね。

今、私たちがあたり前に持っている市民権は、世界中の先人たちが命がけで多くの革命を起こし犠牲を払った結果もたらされたもの。

その権利は、選挙で投票に行くだけではなく、意見があれば行政や議員を通して国へも届ける事ができますし、自らに強い意志さえあれば、議員に立候補する事さえ出来るのです。

奴隷制度や階級制度があたり前だった時代には、到底考えられなかった事ですよね。


日本の国民一人ひとりがその本当の価値に気づき、自らに与えられた権利を馬鹿にしないで少しでも社会を良くするための行動をしたら、社会は一気に変わるだろうなと思います。


我が家のこどもたちは、「早く選挙権が欲しい!」と言っています。

まずは今の主権者である私たち大人が、社会参画のお手本を示さないといけないですね(^^)

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2022年12月19日 (月)

これからは農家をするか、農家と繋がらないとマズいと思います


食料安全保障

この言葉、皆さんも最近なにかと耳にするのではないでしょうか。


あたり前ですが、我々人類を含む動物は食べ物を食べなければ生きて行けません。

食料を確保できなければ、その国に住む人々は餓死するしかないのですが、現代日本の食糧自給の状況はどうなっているでしょうか。


よく目にするのはカロリーベースで30%台後半の数字。

ヤバいくらい低いですよね。しかし、残念ながら実情はもっと深刻です。


それは、食料を生産する過程で必要な、肥料・農薬・飼料・種子・機械・エネルギー資源・労働力など様々なものを多分に海外に依存しているからです。

なので、実際の自給率は5%くらいともいわれています(;一_一)


先の第二次世界大戦前までは、日本の食料自給率も今よりは高かったわけですが、

敗戦後疲弊した日本は、戦勝国アメリカで大量に余っていた小麦を戦略的に輸入させられ、それに頼らなければならない食文化に変えられました。


日本はその後、工業生産分野で成功し、奇跡的ともいえる経済成長を遂げるわけですが、それに伴い仕事もキツくて経済的に儲からない農林水産業から、製造業やサービス業に労働人口が移り、ますます食料自給率は下がる事になりました。

足りないものは お金で買えば何とでもなるという考えですね。


日本が工業製品の輸出で稼いだお金で儲かっていた時代は”円”の価値も高く、海外からいくらでも物資や人材を輸入出来ていたので何とかなっていたわけですが、世界各国が近代化してしまえば、これまで以上に新しい技術革新などを生み出ず人口減少で経済成長も見込めない日本の”円”の価値は下がり、今までのように好き勝手に海外のものを買い付ける事は出来なくなりました。


そこにきて食料輸出大国同士のロシアとウクライナによる戦争や、気候変動による干ばつや大雨被害で世界的にも食料生産は危機が近づいています。

日本は人口減少社会真っ只中ですが、世界人口は急拡大中ですから世界的に食料が足りなくなるのは必至といえます。


結果として食料や肥料、エネルギー資源などの奪い合いや国ごとの囲い込みが起きて、日本は必要なものが買えなくなり記録的な物価高に陥っています。

そしてコロナ禍による輸出規制で追い打ち・・・(>_<)


そんな中で、国が進めるスマート農業技術は減り続ける農業者問題を技術革新で何とかするためのものですが、これらは、原料を輸入に頼る化成肥料や農薬や機械があたり前に手に入る事が前提の技術です。


普通に考えてメチャメチャ危うくないですか?



あと10年もすれば、農家人口が高齢化で激減し、農地や水路や農道が荒廃すれば生産すら出来なくなります。

そして2030年は温暖化対策を完了する最終期限(それ以降はどんな対策を講じても温暖化が止まらない)という事も耳にします。

そうなれば局地的大雨・スーパー台風・干ばつ・大雪・生物種の激減など、様々な現象が加速度的に起こり、従来の農業技術では対応できなくなります。


本当に真面目にヤバいんですよ。


こういった事実を人類全体で直視して、本当の意味で持続可能な暮らしを模索して未来を生きる人々に引き継ぐ。

そんな取り組みが、今を生きる私たちに求められているんじゃないでしょうか。



暗すぎる話題の最後におすすめの映画を紹介します。

「 ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 」 
https://www.youtube.com/watch?v=KP1d_kYFY0M

様々な生き物が共生できる農場づくりを描いたドキュメンタリー映画です。


こんな面白い事を一緒にできる人が大江町に来てくれると嬉しいなぁ・・・

興味がある方は是非、はしもと農園にご連絡下さい(*^^*)



冬の農園風景 農園というよりは雪景色ですね・・・
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聖護院かぶ 雪の下でも野菜たちは元気です!

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2022年3月12日 (土)

苦難にも意義がある

あの震災から早いもので11年。

実際に経験した人も、そうでない人も

様々な場所で、様々な思いで、それぞれの11年目を迎えていることでしょう。

今もなお、心に深い傷を負ったままの人も多いと思います。


人生に苦悩を感じた時、私は仏教の中に救いを求めています。


私はもともと仏教を大事にする家庭に育ちましたが、子どもの頃は、その本当の意義を感じる事はできませんでした。

しかし、

大人になり、少しずつ世の中を知り、様々な経験をしていくにつれて、生老病死 四苦八苦 因果応報 諸行無常 縁起など ブッダが説いた教えの数々が、

世に起こる事象や人間の心を、本当に深く考察し表したものだと思えるようになりました。


ブッダが、未だ人類が理解できていない、宇宙を超えたどの領域まで思いを巡らしたのか、のほほんと日々を過ごす私には全く知る由もありませんが。

生きる上で抱える様々な苦悩から逃れる方法を悟り、人々の心に救いの道を論理的に示されたのがブッダなのだと私は思っています。


最近仕事中に聞いているインターネットラジオ ポッドキャストでも、仏教を取り上げる番組が増えているなぁと感じています。

人気番組のコテンラジオで取り上げられた事もあり、それを聞いた多くのリスナーや他のポッドキャスターも、仏教の価値をあらためて認識しされたのではないでしょうか。


本当に世の中の出来事や人の心は諸行無常で、

今どんなに幸せでも、いつ災害や事故などによって人生が一変するかもわかりませんし、

今どんなに優しい心の持ち主でも、家族が突然事故や事件の被害者になれば、加害者に対する憎悪の心が宿ってしまいます。

誰もが生きる環境次第で幸・不幸が起こり、善人にも悪人にもなってしまうのです。


苦しみは無いに越したことはありませんが、そんな人生は到底あり得ません。

そこで私が思うのは、苦しみにも意義があるという事です。


ブッダは生老病死をはじめとした、煩悩が引き起こす心の苦しみの中から、衆生を救う悟りの教えを得ているように、苦しみには次につながる何かしらの意義があると思うのです。


生物が誕生して以来、食物連鎖の過程で喰う喰われるといった行為や、自然環境の変化に対応できないなど、全ての生物は苦痛を伴いながら生きてきたと思います。

その結果として、子孫を残すための進化を繰り返し、今の生物種が生存しています。


ならば、現代に生きる人々が感じる苦痛には、いったいどんな意味があるのでしょう。


戦争による犠牲の先には、相手への憎しみと同時に人の愚かさを知り平和の大切さを思う心が芽生え、

震災や気候変動による苦しみの先には、自然への畏敬の念と助け合いの心、平穏な日常への感謝が生まれます。

辛い仕事があれば、工夫する意識が生まれ、老化や病気からは健康の大事さがわかります。

まさに苦しみがもたらす因果応報です。


そして今この時も、震災被災者や原発事故の被害者、新型ウィルスで闘病されている方、ウクライナやその他の戦火で苦しむ人々、

その他様々な事情で、多かれ少なかれ苦悩している方が無数に存在します。


一昔前までは、こんなに世界中の苦しみを感じ共有する事は出来ませんでしたが、情報網が発達した現代は違います。


世界中で起こる多くの苦しみを知ることが出来る時代だからこそ、その苦しみの意味を考え、自分たちは今何ができるのかを一人ひとりが
考え、行動する事が大切だと思うのです。


今の経済システムが富の奪い合いを招き、戦争が何度も起こるのなら、別の経済の在り方を考えなければなりません。

グローバルになりすぎた社会構造が物の移動を必要以上に増やし、温暖化や気候変動を引き起こしたりウィルスの蔓延を招いているのなら、自然の循環が成り立たない構造を見直し、ローカルでも成り立つ社会を構築しなければならないでしょう。


今起きている様々な苦しみを無駄にしないためにも、3.11を機に少しでも世界の苦しみに思いを巡らし、今ある生活に感謝すると同時に、行き過ぎた欲望を改めた生き方を人類全体で実現できたらいいですね。


私も身の周りで出来る事から、少しでも実行していきたいと思います。

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2021年2月 8日 (月)

2030 未来への分岐点

以下、長文失礼いたします。


今年に入り、NHKスペシャルで数回にわたり放送されている番組


「2030 未来への分岐点」シリーズ


みなさん ご覧になられましたか?


人口爆発

地球温暖化

気候変動・自然災害

食糧・水不足など


現代の社会活動が生み出したこれらの様々な問題を

科学的な分析を元に予想される近未来を描いた番組です。



経済活動が科学の発展を生み


資本主義経済は人間の飽くなき欲望を突き動かします。



人がそれぞれ自由に、必要以上の富を追い求めた結果、


地球の資源を再生産不可能なスピードで消費し


地球環境の激変を招いています。



世界中で起きる山林火災や干ばつに病害虫の異常発生


日本でも


夏場の最高気温の上昇や、季節を問わず降る極端な豪雨


そして冬の豪雪など


明らかに私たちの生活に大きな影響を及ぼし始めています。



さらに、


温暖化で溶けだした永久凍土からは


古代より氷の中にずっと閉じ込められていた、かつてなく恐ろしいウイルスさえも発見されてしまいました。


経済的に裕福で、あまり飢餓とは縁のない日本ですが



世界中で気候変動による異常が起き始めた現在


食糧の6割を海外に依存する私たちの食生活が


影響を受けないはずがありません。



その一方で、年間600万トンもの食料廃棄物を出す日本(まだ食べれるもの)

※世界中で行われている食料支援の1.5倍といわれています。


先進国が今のままの利便性や飽食があたりまえの生活を続けると


世界は本当に回復不可能な状況に追い込まれ、壊滅的な状況になる事がわかってきています。



人間(主に先進国)の生活を見直すことで未来を変えられるかもしれない


その分岐点が2030年だというのです。



食の分野でいえば


例えば私たちの大好きな肉やお酒


それらを生産するのに必要な水(餌となる穀物を育てるために必要な水や養分など)はどのくらいか


みなさんは考えたことはあるでしょうか。


それをバーチャルウォーターという指標で見た場合、


日本は世界一といえるほど海外から大量の水を奪っていることになります。



世界の8億人が飢餓に苦しむ一方、


後進国の人々が自給自足するための農地を先進国企業が安く買い取り、


現地の人を安い労働力で雇って栽培された原料を元に作られたのが、


日本のスーパーマーケットに並ぶ食品の数々です。



では、国産の肉や米や野菜は何から作られているでしょう。


それのほとんどが、化石資源によって作られた窒素肥料と海外からの輸入に頼るリン鉱石などを使った
化成肥料や農薬だと思います。



地球で巻き起こる異常が自分たちの生活スタイルに原因があると、


この国の一人ひとりが自覚して


価値観を転換して行動を見直す事ができなければ、



近い将来


間違いなく


人類の知恵や技術では どうする事もできない事態が起きるのだろうと思います。



そこで、今の自分に出来る事


まずは地元の資源に目を向ける


出来る限り自給する生き方を目指す


無駄な資源の浪費を無くす


自然に配慮した農業を実践する



そして、



同じような価値観を周りに広める


まずはこんな事から実践しようと思います。



写真もなくて長々とした文章 大変失礼しました。



「2030未来への分岐点」


再放送もあると思うので、是非みなさんご覧下さい。


P.S.

「100分で名著」のマルクス資本論や

BS1スペシャルの「欲望の資本主義2021」も興味のある方はチェックしてみて下さいね!


NHKオンデマンドとかで見れると思います。

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2021年1月12日 (火)

有機農業が気候変動から受ける影響


昨年に作つけした秋冬野菜

はしもと農園はたくさん失敗しました。



冬定番の大根やカブ、白菜、茎立ち類などアブラナ科の野菜たち。残念ながら虫食いだらけです。

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あるお客様より「冬定番の野菜(おそらく大根・カブ・白菜)はしっかりと生産してほしい」旨のご指摘をいただきました。



我が家でも、例年より手を抜いたりしたわけではありませんが、

今までの育て方が通用しなくなってきているのを感じています。



秋~冬の野菜を無農薬で育てようとした場合、重要になってくるのが種蒔きのタイミングだと思っていました。



秋、日が短くなり夜間の気温が下がり始まると、害虫たちの行動も鈍くなり、越冬の準備に入ります。

そのタイミングで畑に種を蒔く。あるいは苗を定植すれば、食害の少ない野菜を収穫出来る確率が上がります。



ところが近年、ここ山形県でも残暑が長く続くようになり、虫の活動が衰えぬまま急に冬がくるように感じています。

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関東や西日本であれば、種蒔き時期が多少遅れても、初冬ある程度暖かければ野菜は生長してくれます。


しかしここ山形では、秋冬野菜の種蒔きが遅れると、その後の生育が追い付かず致命的な状況となってしまうのです。



防虫ネットなどを使用して種蒔きや定植を予定通り行いましたが、

結果は大失敗となってしまいました。



毎年 目まぐるしく変化する気候への対応能力が、これからの農家には求められてきます。


そこに化学肥料や化学農薬、防虫ネットなどの原油由来の資材に依存して対応していたのでは、

ますます自然の環境を破壊し、気候変動も収まりません。




来年は害虫忌避作用のある作物との混植なども導入して、環境破壊の抑制を意識しつつ、

季節ごとに定番のお野菜を、間違いなくお客様へお届けできるよう頑張りたいと思います。

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2021年1月11日 (月)

雪国の晴れた休日には


野菜の収穫日だった3連休最後の日。


久しぶりにキレイな青空と暖かい太陽を見ることが出来ました🌞


仕事が一段落したところで、子どもたちと一緒に雪国らしい遊びをしてみました。


↓スコップとバケツを駆使して一生懸命 ”あるもの”を造っています。
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↓こちらはバケツでつくった雪灯篭。ロウソクは、お隣り朝日町の安藤さん(ハチミツの森キャンドル)の蜜蝋キャンドル。毎年3.11に山形市で行われる「キャンドルナイト」で作らせて頂いたものです。
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↓そして出来上がったのがこちら!! 雪の滑り台です!!(^^♪
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一般家庭でこんな事ができるなんて、雪国もそれほど悪くないと思いませんか~~(#^^#)

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各地に多大な被害をもたらした今回の大雪。



多すぎる雪には本当に心底苦しめられますが、

子どもたちには少しでも雪国の素晴らしさも伝えていけたらと思っています。



ここ山形が関東や西日本と比べて田畑の獣害が少ないのは、このたくさんの雪のお陰でもありますしね。


田畑にたくさんの潤いを与えてくれる雪。

大雪にあっても感謝の気持ちを忘れず、上手に付き合っていけたらと思います。



田舎への移住を検討されている方がおられましたら、


雪国山形県(特に大江町!)も是非、候補地としてご検討いただけたらと思います!



↓今日の一枚。ヤギの”つくし”くん。大好物の米ヌカをもらって嬉しそうです(^^♪
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2021年1月 3日 (日)

自然の脅威はつづく

1月7日から数十年に一度の大寒波がくる予報が出されました。


今度のは大雪に加えて強烈な暴風が吹き荒れるようです(;一_一)



今まで数十年に一度といわれた規模の災害が、かたちを変えて代わるがわる毎年起きる昨今。


私たち人間が文明の進歩と思いながら突き進んできた代償は、とてつもない規模の災害となって降りかかってきています。



こうなってくると、今の資本主義経済で求められてきた「必要以上の消費を促す仕組み」は、本当に続いていくのだろうか?


続けて行って良いのだろうか?と、悩み考えてしまいます。



自分が会社員を辞めて農業の道に進んだ理由もそこでした。



でも、今の社会の仕組みでは、自給自足だけの農業では生きて行けません。


住居を確保し、結婚、子どもを産み育て、学問を習わせ、社会に送り出す。


自分たち以外の分の農作物を育てるために農機具を買い揃え、車で農作物を運ぶために燃料も使う。


家族が個人個人の暮らしやすさを追求して核家族化が進めば、残された年寄りは一人で生きるためにまた「お金」を稼がなければならない。



自分でできない事や、つくれない物に囲まれた生活をおくるために必要となる「お金」。



世界中の人が必要以上を求めず、互いの違いを認め合い、全てを平等に分かち合える事が出来たなら、


今のような自然の脅威に怯える社会は来なかったかもしれません。



何千年も前にお釈迦様が、人間の煩悩について語っておられるのに、


それを改めることなく欲望のまま過ごしてきた結果が、今の社会の姿に思えてなりません。



競争から生まれた数々の便利な技術。


それは競争ではなく、協力することからでも生み出せるものなのではないでしょうか。


人間以外の自然の多様性も大切にし、競争による必要以上の消費行動をしなくてすむ社会が、早く構築されることを願って、


自分に出来ることから日々少しずつ行動に移していけたらと思っています。




長々と書いてしまいましたが、話は戻って目の前の防災について。


大雪による停電の恐れがあるので、電気に頼らない暖房器具や、除雪に必要な道具・燃料・機械の整備と車のガソリン補充、


それと数日間は外出しなくても済むような食糧の確保など、皆さんもどうか気を引き締めてお過ごし下さい。



↓そんな難しいことは頭のスミにもない”ねこ”

久しぶりにスズメを捕まえて自慢げな様子です。

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↓ビニールハウスの中のニワトリたちも相変わらず元気!

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↓大雪といえば定番のこれ。今日の子どもたちの力作です(^^;

目やそばかす、体のボタンはクズ豆。鼻は人参、口は豆の鞘。笠を被せてかなり存在感があるものに仕上がっております。

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どうか世の中が安穏でありますように。

今日もブログを読んで下さりありがとうございました。

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2020年10月30日 (金)

田舎暮らしのすすめ

コロナ禍の今、


都会での暮らしに不自由さを感じている人が増えているようです。


完全失業率も3%を超える状況が続き、求人倍率も1倍そこそこ。


離婚や死別等の理由で片親となった方や、非正規雇用で低賃金の方たちが、


生活費が高い都会で生きていくのは本当に大変な事だと思います。




一方 田舎の農村では、若者が仕事や勉学・その他様々な魅力を都会に見出し


故郷を離れ、人口は減る一方。


農業や商業、林業やその他様々な産業の後継者も不足し、


地域で行われてきた伝統行事なども、少しずつ行われなくなってきています。



我が大江町においては、年間出生数が30人に満たない状況。




都会に住まわれているが田舎暮らしに興味を持たれている方は、


なかなか田舎との接点が持ち難いのかもしれません。


そんな方は、一度田舎の行政に移住やお見合いの相談をされてみてはいかがでしょうか。


行政は苦手という方は、はしもと農園に個人的に相談されるのもOKです(^^)



田舎には独身の農業者も結構います。


自分で独立して農業がしたい、何か商売を立ち上げたい。そんな思いでもOKです。



我が家では有機農業をしていますが、ここ大江町には有機農業を志す同志がほとんどいません。


『自然環境の問題や、化学物質過敏症など人体の健康を、農業の分野からなんとかしたい』


そんな思いを持たれている方は、是非一度、大江町への移住・就農といった選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。


出来る限りのお手伝いはさせて頂きます。


温暖化の影響により豪雨災害や台風被害など全国的に住み難くなっていますが、田舎では食べ物を生産できる強みがあります。


私は都会暮らしを全否定してはいません。


都会と田舎は二つで一つ。


お互いが協力し合って成り立つものだと思います。


今は都会の比率が大きすぎるだけ。


田舎暮らしに魅力を持たれた方が、田舎に生きつつ都会からの恩恵を受ければ良いのです。


多くを依存する生き方から、自らの力で生きられる生活へ


是非、ご検討下さい。
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2020年1月 4日 (土)

新年 あけまして・・・

年末年始は皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。

久しぶりの長いお休みの方もいれば、お仕事で頑張っておられた方も多いと思います。

我が家は福島県郡山市の実家へ帰省し、平和でのんびりとしたお正月を過ごさせていただきました。


そんな中、同じ時、同じ空の下で、紛争などにより爆撃の恐怖に怯えたり、貧困などで苦しんでいる人々がいる事は、

意識しなければすぐに頭から消えてしまいます。



私たちの生活は、目に見えない縁で結ばれていて、様々な人との関わりによって日々生活させていただいています。

グローバル化が進んだ現代では、自分の生活が良くも悪くも世界中と深く繋がってしまいました。

水 鉱物 食糧 工業製品 エネルギー資源 などなど

生活に必要な物が身の周りから遠くなればなるほど、生活は不安定になっていきます。


地産地消 自産自消


多少の不便さはあっても、近場で自ら産み出し、消費するローカルな生活は、実は生活の不安が少なくなるのではないでしょうか。


世界中の土地や大気を巡って、時を廻って与えられる空気や水は別として、

自分に必要な物が身近なところで生産できて消費する。


それでみんなが満足できる世の中になったらいいですね。



ご縁というものは人間社会だけではなく、自然界とも強く結びついているわけですが。


人の営みによって様々な生態系に影響を与えていることも、目に見えにくい事象の一つです。



風土に合わない作物をつくろうとする。

風土に合わない作物は病気が発生するので、作物を守るために農薬を撒く。

意識していないところで蜂やトンボ、その他多くの昆虫や微生物が減る。

そして花粉媒介がされないとか、別の害虫が発生したり、農薬に耐性をもつ病原菌ができたり。


そうやって生物たちの微妙なバランスが少しずつ崩れています。



先進国が求める需要に応えようとして、途上国では熱帯雨林が切り開かれ、

人件費の安い途上国に建てられた工場からは多くの汚染物質が放出されています。


私たちは目に見える部分だけで物事を判断してしまいがちですが、


そろそろ歩んできた道を見直さなければ、取り返しがつかない事態になると思っています。
もう既になっているかも知れませんが・・・



宇宙的な時間軸から見れば、地球の環境問題なんてほんの一瞬の出来事で小さな問題なのかも知れません。


でも、今生きているからこそ得られる本当に大切なものがあります。


だから少しでも、後世に素敵な世界を残してあげたいと思います。



どうか少しずつでも、世界中の人や生物の営みが、良い方向に向かう一年でありますように。


そして心の底から、あけましておめでとうと言える時代が来ますように。

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2019年3月11日 (月)

化学物質過敏症のこと

先日放送があった、BS日テレの「NNNドキュメント’19」という番組で化学物質過敏症をとりあげていたので録画しました。



化学物質過敏症:

非常に微量の化学物質(特に揮発性のもの)にさらされる事で、粘膜刺激症状・循環器症状・消化器症状・自律神経障害・精神症状・中枢神経障害・運動障害・知覚障害・意識障害など様々な健康被害が現れる病。


その病名については、私たちを農業研修として受け入れてくださった京丹後の梅本農場で教えてもらいました。


今、我が家の米や野菜を購入していただいているお客様の中にも、その病を患っている方もいらっしゃるので、身近なところで苦しむ方々が複数存在されている事実もわかっています。


今回の番組を通して、この患者さんに降りかかる被害の実態をあらためて認識させられました。


タバコの煙、建材の臭い、教室のワックス、衣類の洗剤・柔軟剤、そして農薬など石油由来の化学合成物質で溢れかえる現代社会において、その患者さん達が普通に生活できる空間は本当に少ないのが現状です。


年代問わず突然発症し、それまで通っていた学校や会社に行けなくなるのはもちろん、日常必要な物を買いに行くことすらままならなくなります。

夏に集落全体田んぼに農薬をまく地域の方は、ひと月に22日も山の小屋を借りて避難するとのことでした。



衣類の制限(香料)、家具の制限(接着剤)、住宅や地域の制限(建材の臭いや近隣住宅からの臭い)、接する人の制限などにより、患者さんはとことん社会から孤立することを迫られます。


孤立を避けるためには、幾重ものマスク着用(防毒マスクを着用して会社へ出勤する方もおられました)、重度の花粉症のような防護メガネの着用、化学物質の臭いが消えた古い住宅への引っ越しや、建材からの揮発性物質を防ぐために全面アルミ張りした室内空間の施工など、本当に大変な苦労をしなければならない様子を見ることができました。
この病気を知らない人たちは、普通の生活ができない患者さんを”怠けてる”という目で見てしまう事もあります。

家族でさえも理解が得られず(または症状が手に負えず)、離婚や自殺を口にする場面もありました。


唯一の処置方法は化学物質から距離を置き静養するのみ。



本当に厳しい現実です。




そんな患者さん達でも笑顔になれる場面がありました。


無農薬・無化学肥料の田んぼや畑で生き物と遊んだり、ご飯を食べているシーン。



今栽培している作物に加え、そんな空間を提供したい。


それを我が家の目標にしたいと思います。

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