こどもに”社会”を教えるには
不正不祥事続きの上、基地問題や国防のためと言って、多額の装備品をアメリカから買わされて国民の税金を無駄にする腐敗した保身第一の政治家問題。
わが子をも平気で虐待し殺してしまう未成熟な親や、学校でのいじめによる自殺を認めようとしない等の教育問題。
金融取引やギャンブル、詐欺や強盗殺人で簡単に金銭を得ようとする人たちの事件。
これらは日本だけの話だけじゃないけれど、先進国といわれる日本がこんなにも社会的に成熟していないのは何故でしょうか。
その原因の一つが、こどもの頃からの教育にあると思います。
日本という国はどんな人が、どんな思いで、どんな時代を経て、どんな仕組みで造られてきたのか。
特に現代社会の形成に大きな影響を及ぼしたのは、江戸末期の戊辰戦争あたりから台頭してきた人たちの行動と、それらを背後で支援していた海外勢力の存在でしょうか。
また、戦争に勝てば様々な利益が得られると思い込んだ権力者たちがいたこと。
その権力者にすり寄り、民衆に本当の情報を与えず、国に大変な損害を与えたマスメディアの存在。
資本主義と共産・社会主義との対立において、日本の国土を戦略的に利用するために戦争が起きたこと。
戦後の敗戦で荒廃した日本の状況をうまく利用して、日本の文化に異国文化を急速に広めて、アメリカに大量に余っていた小麦を食べさせることで現在の食糧依存を引き起こしたこと。
日本が共産・社会主義国家とならないよう、正力松太郎(アメリカCIA所属・自由民主党所属)に資金提供して、アメリカにとって都合の良い報道をするテレビ局(日本テレビ)や新聞社(読売新聞)をつくらせたこと。
そして原発を日本につくらせたこと。
日本で戦争を主導し、敗戦後はアメリカにすり寄り戦後罪を逃れた人たちが、アメリカからの資金援助でアメリカのいいなりになる自民党をつくったこと。
そういった情報弱者の国民による国政選挙。
まともな選挙結果が出るはずないですよね。
もっとも、戦後の3S政策 によって選挙(政治)への関心すら削がれているわけですが。
そんな時代だからこそ読んでおきたい、または子どもに読んであげたい本を紹介したいと思います。
この本は、今は故人となられている絵本作家の”加古里子”さんが1983年に発行された絵本です。
「選挙に勝ったから」
といって、少数派の意見をないがしろにし、多数派の意見ばかりを押し通そうとする人たちに正面からNOを突き付ける、こどもでも納得する民主主義のありかたを描いた傑作です。
小学校高学年頃のお子さんから一緒に読んでみてはいかがでしょうか。
そして二冊目はこちら
この本は、スウェーデンの小学校の社会科教育を調べ、政治への意識が高いスウェーデンの人々が、いかにして育てられてきたかを書いています。
社会科といっても、そこには政治経済の仕組みはもちろん、歴史、道徳、法律と人権、税と家計、社会情勢、メディア、社会の変え方(議論の仕方)など、社会人として生きていくために必要な要素が満載の内容なのです。
著者の方も書いていますが、日本の小学校教育では、こどもに対して”現実社会の悪い面・見てほしくない面”は情報として与えない傾向があるのではないでしょうか。
あまり若い時期に現実ばかり教えても夢がないとか。
その結果、若者はいつまでたっても政治が遠い存在となり、私の住む地域では、身近な集落の決め事さえ親任せの雰囲気が漂っています。
スウェーデンでは、こども一人ひとりを社会の一員として認めているからこその、現実を直視させ、これからどう生きていくかを教える教育方針なのだと思いました。
我が家でも少しずつ、こどもたちに社会で生きていく術を教えていけたらと思うのでした。
なんだか長々と重いブログの内容ですみません。。。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント