思うこと

2024年1月 7日 (日)

ブログ投稿サイトが変更になりました

ブログ更新を大変ご無沙汰している はしもと農園です。

今までお世話になってきたこちらのブログサイトですが、記事を投稿する作業がとても大変で更新が滞ってしまうため、別のアメーバブログというサイトにブログを移すことになりましたのでお知らせ致します。

新しいブログはこちらからから↓

https://ameblo.jp/hashi-nou/

さて前回のブログ投稿は5月ということで、今日までの間、本当にいろいろな事がありました。

世の中ではウクライナでの戦争に加えてパレスチナで戦争が起き、年明けからは北陸地方での大震災が発生。
2011年の震災を思い起こさせる悲惨な状況に毎日心が苦しくなります。

そんな中、平和な日常を過ごさせていただいている我が家ではありますが、妻の県議会議員選挙当選後からは、精神的に結構キツイ日々を送っていたのでした。

今まで二人でしていた農作業の時間はなくなり、個々の仕事に追われて過ごすうちに、互いの心はすれ違い、気がつくと家族の雰囲気は最悪な時も度々ありました。

そんな心の農家がまともな作物を育てられるわけもなく、野菜を購入して下さっている皆さまには本当に申し訳ない思いと、それでも支えて下さった事に感謝の気持ちでいっぱいです。

厳しかった家族の状況も、話し合いを重ねるうちに時間が解決してくれて、今では互いの仕事を心から応援し合える関係まで回復できました。

本当に良かった。


世の中には信じられないほどの苦境を味わっている方々がおられる中で、こうして日々普通に暮らせているだけで本当に幸せな事なんだと思う気持ちを大切にしたいと思います。


そんなわけで、あらためまして2024年 はしもと農園、これからも新しいステージに向けて日々励んで参りますので、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます!


ブログが投稿できていなかった時期の、野菜購入者さま宛に書いていたお便り画像を下記に載せますので、もしよかったらご覧になってみて下さい!

ダウンロード - scan2023121.pdf

ダウンロード - scan202311.pdf

ダウンロード - scan2023122.pdf

 

 

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2023年5月 8日 (月)

あの日から1ヵ月


前回のブログから、またまたあっという間に月日が経ってしまいました。ごめんなさい(>_<)


前の記事が年末でしたから、4ヵ月も滞ってしまったブログ(-_-;)

今回も懲りずに思いつくまま書いていきたいと思います。



さて、年明けからの橋本家は何をしていたのかというと、

妻の橋本あや子が、なんと山形県議会議員選挙に立候補を表明することとなり、

選挙投票日の4月9日までの4ヵ月以上を選挙当選に向けて全力で動き回っていたのでした。


移住者で山形には地縁血縁もなく、大江町の議員になっていたとはいえ まだまだ3年数ヵ月という一期目途中の身

当時現職だった松田敏男県議の後継指名を受け立候補ましたが、野党統一候補にもなれないまま本当に無謀ともいえる挑戦をすることとなりました。


そんな状況でも、後援会の皆さんをはじめとした沢山の皆様から多大な協力を賜り、

寒河江市・西川町・河北町・朝日町・大江町の1市4町で一生懸命支持を訴え、なんとか県議会議員としてスタートさせて頂けることになりました。


その投票結果がこちらです
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3名の当選枠に5名が立った今回の選挙。

数百票で明暗が分かれる本当にギリギリの選挙でした。


橋本あや子に投票して下さった方々の期待に応えるのはもちろんの事、残念ながら落選された候補者の方や、その方に一票を投じられた皆さんの思いも無駄にしない議員活動が求められます。


町議のときとは全く違った重圧を感じますが、家族みんなで協力し、一生懸命務められたらと思います。


4月9日の選挙が終わると、そこからやっと農園の作業開始です。


例年なら、2月に育苗の温床をつくってネギの播種、トマトの播種など行うのですが、

今年は何もかも作業が遅れてのスタート(>_<)


今は一生懸命、農作業の遅れを取り戻そうと取り組んでいるところです。


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こちらは籾殻燻炭づくり

稲の育苗箱を軽くするため、土の代わりに入れて使ます。Dsc_2305

今年から農業研修生が来てくれてます(^^)

2年後の独立就農に向けて、稲作や野菜作りを経験しています。


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昨年まで大豆に転作していた田んぼを水田に戻すため、水漏れを防ぐ『畦塗り』作業。


にんにく畑
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玉ねぎ畑
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小麦畑
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ジャガイモ植え
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大豆に転作する田んぼの溝切り作業
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そして、農作業の合間に消防団活動
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以前よりも負担が減って、活動報酬も大幅に上がりました(^^♪

若者の皆さんには大変かもしれませんが、地域防災のため入団していただけたらと思いますm(__)m


ニワトリたちが毎日卵を産む季節になりました\(^o^)/
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様々な輸入資材価格が高騰し、卵も値上がりが続いていると聞いています。

環境さえ許せば、ぜひ皆さんもニワトリを飼って、毎日新鮮な卵をいただける生活をしてみてはいかがでしょうか(*^-^*)



今回の最後にチョットしたアイデア農具のご紹介です。

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簡単にビニールマルチに穴を開ける道具です。

草焼きなどに使うロングタイプのガスバーナーに空き缶をビス止めした物。

↓動画を載せますのでもし良かったら参考にしてみて下さい(^.^)
https://www.youtube.com/shorts/u20XmMihU2U

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2022年12月29日 (木)

ぼくはラッセルで除雪し、小正月の縄を綯い、子どもの成長に感動した


タイトルを斎藤幸平さんの著書風にしてみました^^;


本格的な冬を迎え、ここ大江町でも雪と格闘する時期になりました。

先日、一晩で降った雪の様子(-_-;)
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最近アメリカでも死者を出すほどの大寒波が襲ったというニュースを視ましたが、日本も他人事ではなくなってきているように感じます。

積雪の高さだけみれば、この写真のような積もり方は昨年まで年に数回ありました。


しかし、これまでと明らかに違う感じ・・・それは雪質。

温暖化の影響で冬の気温が高いので、ズシリとした雪なんです。

今までは同じような積雪があっても、軽くてふわふわの雪で除雪も何とかこなせてました。でも今年は一度に降る量が多いうえに重い。


まだまだ冬に入って初期の段階でこれだと、3月までにはどんな事になるのか不安になります。


こちらはビニールハウス周りの除雪風景  トラクターのラッセルが今年も大活躍!
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機械が途中で故障しないように祈るばかりです(ーー;)


一方こちらは、町の小正月行事「雪中田植え」の準備
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年明け1月15日に、大江町の中央公民館で一年の無事と五穀豊穣を願って行われる行事が「雪中田植え」です。


長年の伝統行事を支えてこられた方々が段々とご高齢となり、行事の存続も難しくなりつつあります。

そこで、その方々が健在のうちに、伝統行事における様々な準備作業を継承しておこうと、毎年お手伝いに参加させて頂いています。

しかし、年に一度しかしない作業なので、縄綯いの技術もなかなか進歩しません(ーー;)


80歳くらいのお爺さんに比べて、1/3くらいのスピードでしか作れませんでした。
しかも出来上がりが雑・・・


もし、このお爺さんたちがいなくなった後、自分が同じように出来るのかとっても不安です。

昔の営みにたくさんの人が興味をもってもらえるように、もっと繋がりの輪を広めていく努力をしないといけませんね。


うちの娘とその友達が五月女(さおとめ)役で雪の中で田植えをします。

どなたでもご覧になれますので、興味がある方は是非お越し下さい(^^)


その娘が書いた書道の作品が、尾花沢市長賞をいただきました。
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親が知らないうちに、こどもはどんどん成長していくものですね。

こどもの長所の芽を潰してしまわないよう、これからも見守っていきたいと思います。


そして、最近また面白いネットラジオ番組を見つけたのでご紹介です。

社会問題をデータで楽しく深堀りチャンネル #ソーシャルレンズラジオ (google.com)


社会を良い方向に進めるために、こうやって情報発信して下さる方々には感謝しかありません。


兵庫県明石市の子育て環境づくりの説明や、明石市長さんの思いも勉強になりました。

スウェーデンの若者が、なぜ積極的に社会参画に関わるのかなど、社会的な土台から説明してくれててわかり易かったです。


政治というのは遠い存在ようで、実は私たちの生活に直結するメチャメチャ身近で重要なものですよね。

今、私たちがあたり前に持っている市民権は、世界中の先人たちが命がけで多くの革命を起こし犠牲を払った結果もたらされたもの。

その権利は、選挙で投票に行くだけではなく、意見があれば行政や議員を通して国へも届ける事ができますし、自らに強い意志さえあれば、議員に立候補する事さえ出来るのです。

奴隷制度や階級制度があたり前だった時代には、到底考えられなかった事ですよね。


日本の国民一人ひとりがその本当の価値に気づき、自らに与えられた権利を馬鹿にしないで少しでも社会を良くするための行動をしたら、社会は一気に変わるだろうなと思います。


我が家のこどもたちは、「早く選挙権が欲しい!」と言っています。

まずは今の主権者である私たち大人が、社会参画のお手本を示さないといけないですね(^^)

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2022年12月19日 (月)

これからは農家をするか、農家と繋がらないとマズいと思います


食料安全保障

この言葉、皆さんも最近なにかと耳にするのではないでしょうか。


あたり前ですが、我々人類を含む動物は食べ物を食べなければ生きて行けません。

食料を確保できなければ、その国に住む人々は餓死するしかないのですが、現代日本の食糧自給の状況はどうなっているでしょうか。


よく目にするのはカロリーベースで30%台後半の数字。

ヤバいくらい低いですよね。しかし、残念ながら実情はもっと深刻です。


それは、食料を生産する過程で必要な、肥料・農薬・飼料・種子・機械・エネルギー資源・労働力など様々なものを多分に海外に依存しているからです。

なので、実際の自給率は5%くらいともいわれています(;一_一)


先の第二次世界大戦前までは、日本の食料自給率も今よりは高かったわけですが、

敗戦後疲弊した日本は、戦勝国アメリカで大量に余っていた小麦を戦略的に輸入させられ、それに頼らなければならない食文化に変えられました。


日本はその後、工業生産分野で成功し、奇跡的ともいえる経済成長を遂げるわけですが、それに伴い仕事もキツくて経済的に儲からない農林水産業から、製造業やサービス業に労働人口が移り、ますます食料自給率は下がる事になりました。

足りないものは お金で買えば何とでもなるという考えですね。


日本が工業製品の輸出で稼いだお金で儲かっていた時代は”円”の価値も高く、海外からいくらでも物資や人材を輸入出来ていたので何とかなっていたわけですが、世界各国が近代化してしまえば、これまで以上に新しい技術革新などを生み出ず人口減少で経済成長も見込めない日本の”円”の価値は下がり、今までのように好き勝手に海外のものを買い付ける事は出来なくなりました。


そこにきて食料輸出大国同士のロシアとウクライナによる戦争や、気候変動による干ばつや大雨被害で世界的にも食料生産は危機が近づいています。

日本は人口減少社会真っ只中ですが、世界人口は急拡大中ですから世界的に食料が足りなくなるのは必至といえます。


結果として食料や肥料、エネルギー資源などの奪い合いや国ごとの囲い込みが起きて、日本は必要なものが買えなくなり記録的な物価高に陥っています。

そしてコロナ禍による輸出規制で追い打ち・・・(>_<)


そんな中で、国が進めるスマート農業技術は減り続ける農業者問題を技術革新で何とかするためのものですが、これらは、原料を輸入に頼る化成肥料や農薬や機械があたり前に手に入る事が前提の技術です。


普通に考えてメチャメチャ危うくないですか?



あと10年もすれば、農家人口が高齢化で激減し、農地や水路や農道が荒廃すれば生産すら出来なくなります。

そして2030年は温暖化対策を完了する最終期限(それ以降はどんな対策を講じても温暖化が止まらない)という事も耳にします。

そうなれば局地的大雨・スーパー台風・干ばつ・大雪・生物種の激減など、様々な現象が加速度的に起こり、従来の農業技術では対応できなくなります。


本当に真面目にヤバいんですよ。


こういった事実を人類全体で直視して、本当の意味で持続可能な暮らしを模索して未来を生きる人々に引き継ぐ。

そんな取り組みが、今を生きる私たちに求められているんじゃないでしょうか。



暗すぎる話題の最後におすすめの映画を紹介します。

「 ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 」 
https://www.youtube.com/watch?v=KP1d_kYFY0M

様々な生き物が共生できる農場づくりを描いたドキュメンタリー映画です。


こんな面白い事を一緒にできる人が大江町に来てくれると嬉しいなぁ・・・

興味がある方は是非、はしもと農園にご連絡下さい(*^^*)



冬の農園風景 農園というよりは雪景色ですね・・・
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聖護院かぶ 雪の下でも野菜たちは元気です!

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2022年12月 2日 (金)

ブログ投稿 サボってしまいすみませんでした^^;


前回の記事投稿から、なんと9ヵ月も経ってしまいました  ハハハハ・・・(-_-;)

雪がチラつく季節になってしまいましたが、みなさん如何お過ごしでしょうか。



今年は本当に心の余裕を保つのが難しい年でした。


子どもの小学校・中学校それぞれでPTA役員になり、

子どものスポーツ少年団の保護者会長(これが一番キツかった)になり、

地区の消防団活動やJA青年部(大豆しか出荷してないし歳は中年なのに)の役に加えて、極めつけは家族みんなでコロナウィルス感染(^^;


冬になり様々な行事が残り少なくなってきて、やっとブログを書く心の余裕もできてきました。


そんなメチャクチャな中でも、なんとか作物は育ってくれて

お米や大豆、冬に貯蔵する野菜の収穫まで辿り着けたので、やっと肩の荷が少し軽くなった気がします。


今年は農園の写真もなかなか撮れませんでしたが、まとめてダイジェストでお伝えしたいと思います(^^)


まずは稲の苗づくり
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今年も様々トラブルありましたが、なんとか田植えできる苗に育ってくれました


田植えの後は 恒例の除草作業
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2台の用途の違う除草機を駆使して、夏の雑草退治頑張りました!
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つづきまして夏野菜の様子

管理作業もままならず、雑草も生い茂っております(>_<)

茄子&紫蘇
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脇芽伸び放題のトマト&レタス
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キュウリ&枝豆(今年は枝豆の莢に豆が実らず、あまりお届け出来ませんでしたゴメンなさい)
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ブルーベリーは防鳥対策が上手くいったので、まあまあ良く収穫できました(^^♪
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小麦の刈取り  この後ビニールハウスの中で稲架掛けして乾燥させます
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脱穀した小麦  この時点で既にパンの香りがします
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粉砕して篩にかければ綺麗な小麦粉になります


今年まで山の貯水沼で耐震工事があり、水が引けない田んぼは大豆を育てています。
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水田を畑に転作する事で、水生雑草が減り、翌年の水田除草がとっても楽になります。

植物の三大栄養素の一つである窒素。豆は空気中から窒素を集めて根っこに蓄えてくれるので、次作の稲の生育も良くなるんですよ。


こちらは秋冬野菜を作付けする畑  事前に緑肥を育てています。
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緑肥はイネ科とマメ科の2種類。

粉砕して耕耘する事で、土に有機物を供給して土を豊かにしたり、害虫の忌避作用も期待できます。


雑草に負けずに育った稲  除草が終わるこの頃が 秋に収穫する時よりも達成感あるかもしれません\(^o^)/
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自家製梅干しと大好きなオニヤンマ  スズメバチやアブと闘ってくれる大切な仲間です!
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今年も大江町は水害に襲われました・・・
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地球温暖化対策 今生きる私たち大人が本気で取り組まないと 次世代を生きる子どもや孫はもっと苦しむことになるでしょう(;_:)

省エネ リサイクル 持続可能な社会づくり。小さな事からでも一人ひとりが出来る事を探して取り組みたいですね。


災害時の消防団活動 泥まみれの道路を復旧しました
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今どきの若者からは 面倒くさいと避けられがちな消防団ですが
地域を協力して維持するためにも、チョットでもいいから若者が入ってくれるといいなと思います。

そのためには消防団の悪い部分は改善して、参加しやすい環境づくりが大切ですね(^^)



そして待望の稲刈りです!!
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今年もバインダー(稲刈り・結束機)は順調に仕事をこなしてくれました。


杭掛け天日干しの稲を脱穀   今年は秋の天候に恵まれ 本当に助かりました
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この後 お米は籾で保管し、ご注文いただき次第 籾摺り・色彩選別・精米してお届けしています(*^^*)


緑肥をすき込んだ後に作付けした 大根・カブ・白菜・キャベツ・ブロッコリーなどの秋冬野菜たち
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アブラナ科野菜の大敵「ダイコンサルハムシ」

天敵の少ないこの虫にどう対処するか・・・今年は電動ブロワーで吸い取って駆除しました


来年夏に収穫予定のニンニクと玉ネギ畑
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手作業で一生懸命植え付けしました^^;


小麦畑   だいぶ多めに種を蒔いちゃいました・・・
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来年の収穫直前の頃には、青空に映える黄金色の小麦畑が見れると思います。 まさにウクライナColor!!

そんな景色を戦火で覆いつくす権力者たちには心底嫌気がさします。

国家間で どんなに歴史的な理由があろうとも、罪のない人々を殺める権利は誰にもありません。

サッカーワールドカップで世の中盛り上がっていますが、今この時も戦火に怯える人達がいる事を忘れてはなりません。

ワールドカップ開催国のカタールでは、サッカー会場の整備に貧しい人が奴隷のように利用され、何千人もの人が亡くなっている事はご存じでしょうか。

人類は過去いろいろな経験をしてきているのですから、それを教訓として自らの欲望ばかりを追い求めず、互いに世界中の人々の幸せを願い、更には自然環境にも配慮した社会を目指す方向に成長してほしいなと切に願います。



うちの平和な鶏たち
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しかし、たくさん産まれた雛も 近所の野良猫に毎日襲われ、残った雛はオス1匹・・・ 悲しい(;_:)
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おじいちゃん鶏は 私たちの仕事ぶりを 近くに座って暇そうに見ています(^^)
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今年は忙しくて、あまり外に出してあげられなかった山羊親子
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涼しい曇りの日を狙って丸一日 食べ放題を満喫していました

以上 長々と農園の様子でした~


そして今年一番 時間を費やした野球スポーツ少年団(^^;
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息子は野球が得意ではありませんが、優秀なチームメイトに恵まれ県大会でも優勝できました!


息子は異常なまでに遅いスローボール(スピードボールはストライク入らないと言って、スローボールしか投げない)が武器。

県内屈指の速球を投げる先発ピッチャーの後に登板し、県大会の最終回でも無事クローザーを務めて場内を沸かせていました(・o・)



最後に おススメのボードゲーム「カタン」を紹介します
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1回のゲーム時間が1時間~2時間近くかかりますが、子どもも大人もいっぱい頭を使うゲームですっごく面白いです!

いつもスマホやテレビゲームばかりやっているお子さんをお持ちの方は、この冬 家族でやってみてはいかがでしょうか。

盛り上がる事まちがいなしですよ~(^^)



それでは、また次回の投稿をお楽しみに!

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2022年3月12日 (土)

苦難にも意義がある

あの震災から早いもので11年。

実際に経験した人も、そうでない人も

様々な場所で、様々な思いで、それぞれの11年目を迎えていることでしょう。

今もなお、心に深い傷を負ったままの人も多いと思います。


人生に苦悩を感じた時、私は仏教の中に救いを求めています。


私はもともと仏教を大事にする家庭に育ちましたが、子どもの頃は、その本当の意義を感じる事はできませんでした。

しかし、

大人になり、少しずつ世の中を知り、様々な経験をしていくにつれて、生老病死 四苦八苦 因果応報 諸行無常 縁起など ブッダが説いた教えの数々が、

世に起こる事象や人間の心を、本当に深く考察し表したものだと思えるようになりました。


ブッダが、未だ人類が理解できていない、宇宙を超えたどの領域まで思いを巡らしたのか、のほほんと日々を過ごす私には全く知る由もありませんが。

生きる上で抱える様々な苦悩から逃れる方法を悟り、人々の心に救いの道を論理的に示されたのがブッダなのだと私は思っています。


最近仕事中に聞いているインターネットラジオ ポッドキャストでも、仏教を取り上げる番組が増えているなぁと感じています。

人気番組のコテンラジオで取り上げられた事もあり、それを聞いた多くのリスナーや他のポッドキャスターも、仏教の価値をあらためて認識しされたのではないでしょうか。


本当に世の中の出来事や人の心は諸行無常で、

今どんなに幸せでも、いつ災害や事故などによって人生が一変するかもわかりませんし、

今どんなに優しい心の持ち主でも、家族が突然事故や事件の被害者になれば、加害者に対する憎悪の心が宿ってしまいます。

誰もが生きる環境次第で幸・不幸が起こり、善人にも悪人にもなってしまうのです。


苦しみは無いに越したことはありませんが、そんな人生は到底あり得ません。

そこで私が思うのは、苦しみにも意義があるという事です。


ブッダは生老病死をはじめとした、煩悩が引き起こす心の苦しみの中から、衆生を救う悟りの教えを得ているように、苦しみには次につながる何かしらの意義があると思うのです。


生物が誕生して以来、食物連鎖の過程で喰う喰われるといった行為や、自然環境の変化に対応できないなど、全ての生物は苦痛を伴いながら生きてきたと思います。

その結果として、子孫を残すための進化を繰り返し、今の生物種が生存しています。


ならば、現代に生きる人々が感じる苦痛には、いったいどんな意味があるのでしょう。


戦争による犠牲の先には、相手への憎しみと同時に人の愚かさを知り平和の大切さを思う心が芽生え、

震災や気候変動による苦しみの先には、自然への畏敬の念と助け合いの心、平穏な日常への感謝が生まれます。

辛い仕事があれば、工夫する意識が生まれ、老化や病気からは健康の大事さがわかります。

まさに苦しみがもたらす因果応報です。


そして今この時も、震災被災者や原発事故の被害者、新型ウィルスで闘病されている方、ウクライナやその他の戦火で苦しむ人々、

その他様々な事情で、多かれ少なかれ苦悩している方が無数に存在します。


一昔前までは、こんなに世界中の苦しみを感じ共有する事は出来ませんでしたが、情報網が発達した現代は違います。


世界中で起こる多くの苦しみを知ることが出来る時代だからこそ、その苦しみの意味を考え、自分たちは今何ができるのかを一人ひとりが
考え、行動する事が大切だと思うのです。


今の経済システムが富の奪い合いを招き、戦争が何度も起こるのなら、別の経済の在り方を考えなければなりません。

グローバルになりすぎた社会構造が物の移動を必要以上に増やし、温暖化や気候変動を引き起こしたりウィルスの蔓延を招いているのなら、自然の循環が成り立たない構造を見直し、ローカルでも成り立つ社会を構築しなければならないでしょう。


今起きている様々な苦しみを無駄にしないためにも、3.11を機に少しでも世界の苦しみに思いを巡らし、今ある生活に感謝すると同時に、行き過ぎた欲望を改めた生き方を人類全体で実現できたらいいですね。


私も身の周りで出来る事から、少しでも実行していきたいと思います。

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2022年2月21日 (月)

冬のあれこれ

大変ご無沙汰しております(^^;

また久しぶりのブログ更新となりました。

この冬も厳しい寒さが続きましたが、はしもと家は無事に生存しております!


冬の我が家は、雪が降ればせっせと除雪。

雪が降らない日はほぼない中で、家の周りやビニールハウス周りの除雪と、雪の下野菜(人参・大根・かぶ・キャベツなど)がある畑までの農道の除雪に結構時間をとられています。

寒くて辛い冬作業ですが、最近インターネットラジオ(ポッドキャストとかSpotify)を聞きながら頑張っています。

中でもオススメなのが、コテンラジオ。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%82%92%E9%9D%A2%E7%99%BD%E3%81%8F%E5%AD%A6%E3%81%B6%E3%82%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA-coten-radio/id1450522865

パーソナリティとその仲間たちが、テーマに沿ってたくさん集めた情報を、素人にもわかり易いように楽しく教えてくれてます。

他にもたくさん面白い番組がありますので、是非インターネットラジオ聞いてみてはいかがでしょうか。


さて、農園の話に戻りたいと思います。

雪国山形において、農場など広範囲の除雪作業で活躍するのがトラクターに装着したスノーラッセル(何年か前に新潟県に中古品を買いに行きました)。

しかし積雪1mを超えてくると、この機械でも少ししんどそうです(-_-;)
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露地に植えたままの野菜は1m以上積もった雪の下から掘り出します(>_<)
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そして葉物野菜を育てるビニールハウスを大雪から守るためには、屋根から雪が落ちるスペースを確保しておくのが大変重要です。

雪国では冬の除雪作業も考えて、ビニールハウスの建設場所を考えなくてはいけませんので、山形での就農を考えておられる方は参考にして下さいね。
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その他にも寒い時期の大切な仕事として、米糀を使った加工品づくりがあります。

地元の糀屋さん(菊地糀屋さん)にお願いして、うちの米で米糀をつくってもらってます。

数少ない地元の糀屋さんとして、これからも頑張ってほしいです。
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米糀に、炊いたお米と水を加えて55℃くらいで保温。8時間ほどすれば優しい甘さの甘酒完成です(^^)

これを保存袋に入れて冷凍保存しておけば、過酷な夏に重宝するスペシャル栄養ドリンクになるのです。
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そして定番の味噌づくり。お塩以外の米や大豆は自家製です。

こちらも糀屋さんにお願いして、米60kg+大豆30kgの割合で木の樽に仕込んでいます。

7月を過ぎた頃から美味しい味噌が食べられます。
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数年前に味噌づくり企画を行って好評だったのですが、コロナ禍という事で今年行えるかは微妙な状況です。

楽しみにして下さっている皆さんには大変申し訳ありません。実施できそうな時は、またあらためてご案内させていただきますm(__)m


農園以外の行事では、小正月に向けて歴史民俗資料館や中央公民館の団子木飾りもお手伝いしました。

今年もコロナウィルスの影響で、雪中田植えなどの小正月行事は実施されませんでしたが、五穀豊穣と一年間の農作業の安全を祈願して飾りつけを行いました。
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こちらは地元伏熊地区の『おさいとう』という行事です。

稲藁や豆殻、古い正月飾りなどを燃やして一年の無事をお祈りします。

小学校に通う子ども会のみなさんと作った雪灯篭が優しく辺りを照らしていました(^^)
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2月中旬を過ぎると少しずつ春の足音が。

ビニールハウスの中ではカエルや蜘蛛が活動を始めています。
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厳寒期は卵を産まなかった雌鶏たちも、ゆっくりとしたペースで産卵始まりました。有難くいただきます(^^)
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猫はまだまだ屋内がいいようで、事務作業の邪魔をする姿に癒されます(#^^#)
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最後に雌山羊のシロが発情期を迎えた様子を動画でお見せします。
普段はあまり愛想のないお母さん山羊(餌を持って行くときは嬉しそう)ですが、この発情期は切なく大きな鳴き声と高速でフリフリする尻尾がなんとも愛らしいのでした。

冬は恋の季節💗 - YouTube


次はいよいよ種蒔き準備。踏み込み温床づくりを開始します!

作業が一段落したら、またブログに載せたいと思います。

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2021年11月13日 (土)

農機ってすごいなぁ

どんどん農業を営む人が減っている中で今ある農地を維持していくには、どうしても農業機械に頼らなくてはなりません。

環境負荷を考えると、昔のように小さな農家がたくさんいて、みんなで協力しながら手作業で行うのが望ましいのですが・・・

あまりにも就農人口が減りすぎて、大型の機械でこなさなければ、あっという間に耕作放棄地が増えてしまいます。

こんなに追いつめられた状況が本当に悲しいです(T_T)


我が家は、刈り取った稲の乾燥は天日干しですが、一般的にはコンバインで稲刈り・脱粒を行い、石油を使った乾燥機で籾を乾かしています。

コンバインを所有している近所の若手農家の友人は、周りの農家が離農していくたびに刈取り依頼が年々増え、もう限界だー!と言っていました。

 

うちもそのうちコンバインでの刈取りにしなければ、集落の農地を守れなくなりそうです。

周囲の方々から、「早くコンバインに切り替えて、うちの田んぼも刈ってけろ~」というプレッシャーをひしひしと感じています。


我が家だけが暮らす分なら、今の杭掛け・天日干しのスタイルで十分なんですけどねぇ(-_-;)


杭掛けの風景は本当に美しくて、後世に残していきたいんです。

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そして今回は、稲の杭掛け・天日干しに大活躍の農機『バインダー』を紹介します。

稲刈りから稲ワラの結束までを行ってくれるスゴい機械です。

手刈りがあたり前の時代に、この機械を見た当時の農家さんは、涙が出るほど感動したんじゃないかと思います。


↓珍しく動画をアップしました。興味のある方はぜひ見てみて下さいね!

https://www.youtube.com/watch?v=UiD-jCxFnHk

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2021年2月 8日 (月)

2030 未来への分岐点

以下、長文失礼いたします。


今年に入り、NHKスペシャルで数回にわたり放送されている番組


「2030 未来への分岐点」シリーズ


みなさん ご覧になられましたか?


人口爆発

地球温暖化

気候変動・自然災害

食糧・水不足など


現代の社会活動が生み出したこれらの様々な問題を

科学的な分析を元に予想される近未来を描いた番組です。



経済活動が科学の発展を生み


資本主義経済は人間の飽くなき欲望を突き動かします。



人がそれぞれ自由に、必要以上の富を追い求めた結果、


地球の資源を再生産不可能なスピードで消費し


地球環境の激変を招いています。



世界中で起きる山林火災や干ばつに病害虫の異常発生


日本でも


夏場の最高気温の上昇や、季節を問わず降る極端な豪雨


そして冬の豪雪など


明らかに私たちの生活に大きな影響を及ぼし始めています。



さらに、


温暖化で溶けだした永久凍土からは


古代より氷の中にずっと閉じ込められていた、かつてなく恐ろしいウイルスさえも発見されてしまいました。


経済的に裕福で、あまり飢餓とは縁のない日本ですが



世界中で気候変動による異常が起き始めた現在


食糧の6割を海外に依存する私たちの食生活が


影響を受けないはずがありません。



その一方で、年間600万トンもの食料廃棄物を出す日本(まだ食べれるもの)

※世界中で行われている食料支援の1.5倍といわれています。


先進国が今のままの利便性や飽食があたりまえの生活を続けると


世界は本当に回復不可能な状況に追い込まれ、壊滅的な状況になる事がわかってきています。



人間(主に先進国)の生活を見直すことで未来を変えられるかもしれない


その分岐点が2030年だというのです。



食の分野でいえば


例えば私たちの大好きな肉やお酒


それらを生産するのに必要な水(餌となる穀物を育てるために必要な水や養分など)はどのくらいか


みなさんは考えたことはあるでしょうか。


それをバーチャルウォーターという指標で見た場合、


日本は世界一といえるほど海外から大量の水を奪っていることになります。



世界の8億人が飢餓に苦しむ一方、


後進国の人々が自給自足するための農地を先進国企業が安く買い取り、


現地の人を安い労働力で雇って栽培された原料を元に作られたのが、


日本のスーパーマーケットに並ぶ食品の数々です。



では、国産の肉や米や野菜は何から作られているでしょう。


それのほとんどが、化石資源によって作られた窒素肥料と海外からの輸入に頼るリン鉱石などを使った
化成肥料や農薬だと思います。



地球で巻き起こる異常が自分たちの生活スタイルに原因があると、


この国の一人ひとりが自覚して


価値観を転換して行動を見直す事ができなければ、



近い将来


間違いなく


人類の知恵や技術では どうする事もできない事態が起きるのだろうと思います。



そこで、今の自分に出来る事


まずは地元の資源に目を向ける


出来る限り自給する生き方を目指す


無駄な資源の浪費を無くす


自然に配慮した農業を実践する



そして、



同じような価値観を周りに広める


まずはこんな事から実践しようと思います。



写真もなくて長々とした文章 大変失礼しました。



「2030未来への分岐点」


再放送もあると思うので、是非みなさんご覧下さい。


P.S.

「100分で名著」のマルクス資本論や

BS1スペシャルの「欲望の資本主義2021」も興味のある方はチェックしてみて下さいね!


NHKオンデマンドとかで見れると思います。

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2021年1月12日 (火)

有機農業が気候変動から受ける影響


昨年に作つけした秋冬野菜

はしもと農園はたくさん失敗しました。



冬定番の大根やカブ、白菜、茎立ち類などアブラナ科の野菜たち。残念ながら虫食いだらけです。

Dsc_0490


あるお客様より「冬定番の野菜(おそらく大根・カブ・白菜)はしっかりと生産してほしい」旨のご指摘をいただきました。



我が家でも、例年より手を抜いたりしたわけではありませんが、

今までの育て方が通用しなくなってきているのを感じています。



秋~冬の野菜を無農薬で育てようとした場合、重要になってくるのが種蒔きのタイミングだと思っていました。



秋、日が短くなり夜間の気温が下がり始まると、害虫たちの行動も鈍くなり、越冬の準備に入ります。

そのタイミングで畑に種を蒔く。あるいは苗を定植すれば、食害の少ない野菜を収穫出来る確率が上がります。



ところが近年、ここ山形県でも残暑が長く続くようになり、虫の活動が衰えぬまま急に冬がくるように感じています。

Dsc_0491


関東や西日本であれば、種蒔き時期が多少遅れても、初冬ある程度暖かければ野菜は生長してくれます。


しかしここ山形では、秋冬野菜の種蒔きが遅れると、その後の生育が追い付かず致命的な状況となってしまうのです。



防虫ネットなどを使用して種蒔きや定植を予定通り行いましたが、

結果は大失敗となってしまいました。



毎年 目まぐるしく変化する気候への対応能力が、これからの農家には求められてきます。


そこに化学肥料や化学農薬、防虫ネットなどの原油由来の資材に依存して対応していたのでは、

ますます自然の環境を破壊し、気候変動も収まりません。




来年は害虫忌避作用のある作物との混植なども導入して、環境破壊の抑制を意識しつつ、

季節ごとに定番のお野菜を、間違いなくお客様へお届けできるよう頑張りたいと思います。

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