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2016年2月 6日 (土)

どんなかんじかなあ

先日、子どもたちと「今日は早く寝よう!」といって、21時に就寝。


あー!良く寝た!目がぱっちり!暗いけど、朝だな。と、
時計を見るとまさかの23時40分。

日付が変わっていなかった・・・

あまりにも、ぱっちり目が覚めてしまったため
寝付けず、午前3時まで布団の中で考え事をするはめに。



大好きな絵本の1冊に、「どんなかんじかなあ」というのがあります。

図書館で初めて知り、何度も借りて、自分から買い求めたほど好きな絵本です。



夫の父は、寝たきりになって今年で20年になります。

数年前までは1人でトイレに歩いていったり、自分でご飯を食べることもできていたのですが、昨年からはすべてに介助が必要な状態になりました。

先日、郡山で父とお話しているとき
「眠れないんだ。昨夜も一睡もしていないんだ。」と目を充血させて言っていました。

実際、うとうとと眠っていたりしているのは見ているので、本当に一睡もしていないわけではないのは知っているのですが、「眠れないのはつらいよねー」とお話を聞いていました。


以前はテレビや雑誌、新聞なども読めていたのですが、最近は焦点が合わないらしく、しっかりと見ることができないそうです。

耳鳴りがひどく、話していることをしっかりと聞き取れなかったりすることも多いので、テレビを見ていても何を言っているのかわからないことが多々であるようです。

半身不随のため、自分の身体を動かすこともままなりません。



暗闇の布団の中で3時間、わたしは考えました。

電気を付けるとみんなに迷惑だし、もったいないので本も読めません。
音楽やラジオを聴くこともできません。
息子と一緒のお布団なので、布団の中でバタバタと動くこともできず、じっとしているしかありません。

そして、眠れない。


お父さんはいつもいつも、こんな感じなんだなと思いました。

見えない、聞こえない、動けない。そして、眠ることもできない。


食事も介助がなければ食べられないし、歯が無いので食べられるものだって限られています。
飲み込むときは、気管に入ると肺炎になってしまうので、むせないようによく注意して飲まなくてはなりません。

排泄だって、オムツを誰かに交換してもらわなくてはなりません。



「どんなかんじかなあ」という絵本は、そういういわゆる「普通」でない人のことを考えてみよう、感じてみよう、想像してみようよ、というものです。

「普通」なんていうのは、勝手にみんなが思っているだけのもので
本当は「普通」なんてものはないのですけれど。

みんながそれぞれ、そのままでいいのだと思いますが。



改めて、お父さんのことを想い、感じて、いろいろなことを考えました。

貴重な3時間だったなぁと思いました。

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